
強くなりたい。
あまりにも、漠然としてるけど、身体から沸々と湧いてくるこの感覚。
渾身の力を込めて、目の前の立つ大きい壁に、自分のエネルギーをぶつける。
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集中治療室で、経過観察をしている間、自分は長い旅に出ていた。
夢の中で、ランス・アームストロングと2人でツーリングを楽しんでいた。
ランスは、ランス自身の思いのありのままを、ストレートに伝えてくれた。
「強く生きる。」
別れる最後に、両手でがっちり握手をした。
自分「どうもありがとう。」
ランス「君はもう大丈夫だよ。十分に強く生きている。」
長い旅のあと、自分は、夕暮れ時の川べりを1人で歩いていた。
向こうから、杖をつきながら、ヨタヨタとおじさんが近づいてくる。
すれ違いざまに、「よう。お前さんに会いたかったぜ。」と。
あしたのジョーに出てくる、丹下段平だった。
丹下「お前さんに渡すモノがあってな。ずっと待ってたぜ。」
自分「渡すモノ?」
丹下「そう。これだ。」
1枚のハガキに「あしたのために」と書いてあるけど、あとは真っ白。
自分「タイトルだけで、あとは真っ白なんですけど。。。」
丹下「続きは、お前さんが書くのさ。書き続けることで、お前さんの明日に繋がるんだ。」
丹下「書き終わる頃には、十分に強くなってるだろう。その時に、逢うのを楽しみにしてるぜ。」
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集中治療室から、久しぶりに一般病棟へ。
たくさんのモノたち。パソコン、携帯、手紙、プレゼント。
1つ1つに、「ありがとう」って、声をかけた。
親戚が、「はいこれ。届いてたよ−。」
いろんな人からの手紙や、写真、プレゼント。
感謝のキモチでいっぱいになりながら、1つ1つを確認する。
そこに、5年前の年賀状。
差出人「丹下段平」
それだけ。
裏には、「あしたのために(その1)」
自分で続きを書こうとしたけど、すでに書いてあった。
多分、おやじさんのやさしさなんだろう。きっと。
筆跡だけでは、誰だか想像がつかない。。。
その1っていうことは、まだ続きがあるのかもしれない。
どこで、おやじさんが見てるかわかんないけど、
自分は、強くなって見せる!!!
明日のために。

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