
「あのときに、一言あれば、こうはなっていなかったのに。」
「あと一分早かったのなら、こんなことにはなっていないのに。」
「あなたと出会わなければ、こんな目に遭わなくて済んだのに。」
一度は、そんな風に思ったことが、みんなあるかもしれない。
「あの時に、こうしてさえいれば・・・・・」
本当にそうだろうか? 本当にそれを選んでいたら、良かったのだろうか?
それを選ばなかったことで、今、心は救われているかもしれない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今の瞬間、常に選択を迫られている。
朝起きてから、夜寝るまで、「次をどうするのか。」
それが、意識的であっても、無意識であっても。
過去を悔やみ、周りにやり場のない気持ちをぶつけ、
自分を責め、悩み、苦しみ、全てを投げ出したくなる時がある。
あふれ出る思いを、自分で抑えきれなくなる時がある。
「なんで、自分が、「がん」にならなきゃいけないの?」
いつ訪れてもおかしくない、「死」という恐怖。
それは、次の瞬間かもしれないし、一時間後かもしれない。
明日、一ヶ月、一年、時間が流れれば流れるほど、迫る不安と恐怖に怯える。
やり場のない思いを、向ける矛先のないままに爆発させたとしても、
だからといって、それが無くなるわけじゃない。
どこかに逃げ場所があるわけでもない。
自分の思いとは関係なく、
一秒、そして、また一秒と時間は流れてゆく。
悔やんでいても、悲しんでいても、時間は止まってはくれない。
ある日、ふと思った。
「私は、こんなことを望んでいるのだろうか。
最期の瞬間まで、こんな風に過ごしてゆくことをしたかったの?」
同じ時間を過ごすのなら、
一つでも楽しんでいたい、一つでも笑っていたい。
同時に、恐怖や不安から逃げるのはなく、ありありと対峙して直視したい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
向かう方向が正しいのか、間違いなのか、それは誰にもわからない。
正しいことをできなかった、間違いをしてしまったことで、
時間が流れた先に、それが逆に働くこともきっとあるだろう。
たった一つの選択が、
時に、人生の流れを、
時に、人生の「意味」を大きく変える。
この今、自分は「がん」に感謝している。
今、生きていること、こうしてぶろぐ。を通し、あなたと出会えること、
たった一日だけど、心から深く、一秒一秒を感じられることに。
今は自信をもって言える。
全てをありのまま感じることで、逃げずに、直視することができた。
「これで良かった。」と。
今日も、私は今を選んでいる。
次の瞬間も、そして、また次の瞬間も、私は選び続ける。
ここにいるということを。
「爆発は、この「今」も続いている。」- 岡本太郎
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